楷書の特徴には何があるの?
2022/05/01
楷書にはどのような特徴があるのでしょうか。
詳しく解説していきます。
そもそも楷書とは?
楷書とは漢字の書体の一つです。
隷書を元にしたもので、今使われているような書体として完成したのは中国の唐の時代だと考えられています。
正書とも呼ばれ、契約書などの公的な書類にも使用されることが多いです。
また書道を始める場合には、まずこの楷書から学ぶのが良いとされています。
楷書の特徴って?
楷書の大きな特徴は一画一画を崩さずに丁寧に書くという点です。
行書や草書は点画を崩したり省略して書くため、時に読み間違いが起こることがあります。
一方楷書にはそのようなことがないので、楷書で書いた文字は誰にでも正確に伝わりやすいと言えるでしょう。
さらに楷書は点画がはっきりしていて左右のバランスが整って見え、読む人にもきっちりとした印象を与えます。
子どもから大人まで年代を問わずとても実用的な書体です。
楷書を書く時の3つのポイント
楷書を書く時には、次の3つのポイントが大切になります。
・三折法を意識する
・全体のバランスを考える
・中心に合わせて書く
「トン・スー・トン」といった表現もされ、このリズムに合わせて筆を運ぶことが上手に書くコツでもあります。
まとめ
楷書は中国の唐の時代に完成した書体であり、一画一画を続けたり崩すことなく丁寧に書くことが特徴です。
公的な書類でも採用され普段から使うことの多い書体でもありますから、書く時のポイントを押さえつつ綺麗に書けるようにしていきたいですね。