むかしの師匠 ~大寛謝祭(寛斎OB会)~
2016/04/19
先日、かつて若かりし20歳代の頃に勤めていた会社のOB会がありました。
私が過ごした20代は、時はまさにバブルの全盛期80年台。
三宅一生、コム・デ・ギャルソン(川久保玲)、ワイズ(山本ヨージ),
そして、山本寛斎・・・など
日本のアバンギャルドなファッションは、洋服の本家である欧米諸国でも、その斬新さで
注目を集め、そして若者の憧れでした!
・・・私もその一人。
学生時代に「手伝わない?」と知り合いの誘いで、山本寛斎さんの会社でアルバイトを
始めました。
そこは、インターナショナル・ディヴィジョン、つまり「パリコレクション」のための服作りを
する現場。
「世界に挑むー」という覚悟があればこそ産まれる、熱気と緊張感のある服作りの空間に
圧倒されたことを、今でも鮮明に思い出します。
その後、私は学校卒業と同時に正社員となり、パリコレ企画のニット・デザイナーとして
数年を過ごすことになりました。
そして、約30年の時を超えて、2016年4月OB会が開かれました。
「こんな会社珍しいよねぇ~」「寛斎さんのパワーよね。」・・・・と言いつつ
新旧約90名のスタッフが一同に会したわけです。
←<むかしの師匠と・・・>
もちろん、私は古参のグループです(^_^;)
↓<当時のパリコレのスタッフたち> 今でも交流のある心熱き友人たちです!
80年代のパリコレのコスチュームを着て・・・
現在はデザイン、イベントなどそれぞれのスペシャリストとして、皆さんご活躍です。
寛斎さんにはもちろん、旧友たちにも触発され、「明日から、またがんばろう!」と素直に思える“OB会”でした。
ちなみに、1985年アメリカで発表された“We are the world”(曲・詩:ライオネル・リッチー/マイケル・ジャクソン)の後半(4:52頃)に出てくる、ブルース・スプリングティーンと掛け合いをしているスティーヴィー・ワンダーのセーターは“KANSAI YAMAMOTO”の製品です。ご興味のある方は、ぜひ御覧ください!
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=wXTcV0F4Dm0
“We are the world(私達は兄弟・仲間)”We are the chldren(僕らは神の子どもたち)・・・”
実は、このOB会の翌日に、私の故郷のすぐ隣で起きた熊本地震・・・
今、改めて、この曲の詩の意味をかみ締めています。