半紙の種類について
2021/07/28
書道などで使う半紙にも種類があるのをご存知ですか?
ここでは、そんな半紙の種類について詳しく紹介します。
書道を始めようとお思いの方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
半紙とは
半紙とは、縦33㎝、横24㎝の和紙の事です。
規格の一つとして、杉原紙という寸延判を全紙としてこれを半分にした寸法の紙の事を言います。
半紙の種類
書道で見かける半紙ですが、実は色んな種類があります。
手すき(生紙)
漢字用、かな用に漉かれるものです。
機械すきよりも高価で、練習用としてよりも清書用として使われることが多いです。
原料は、木材、竹、わら、楮、三椏、雁皮などを組み合わせたり、一つだけ使ったりします。
手すき(加工紙)
生紙にドーサ引き、ぼかし染め、金砂子、模様入り、型打、キラ引きなどの技法を使い加工したものです。
機械すき(円網抄き)
機械で製造され、ロール状にされた大きな紙を裁断して作られた半紙です。
材料は広葉樹パルプが使われます。
機械で作るので、大量生産でき安価です。
機械すき(短網抄き)
針葉樹パルプを使い、含水量の多い湿紙を漉くことが出来ます。
他の原料と組み合わせて漉くことも可能です。
半紙の裏表
半紙は裏表があります。
それを見分けるには、手触りを確認してみて下さい。
ザラザラした方が裏で、ツルツルが表です。
手漉きにも、見分ける方法があり「刷毛目」といった刷毛の跡があります。
注意深くみると、どちらが裏であるかわかります。
まとめ
今回は半紙の種類について紹介しました。
半紙は、紙の規格の名前で、書道に使う半紙にも沢山の種類がありました。
自分がどのような場面で半紙を使うか考えながら、選んでみましょう。
書道に少し興味が湧いたという方は、おもいやり繪でも書道教室を行っているので気軽にご参加ください。